静岡県の中央部を南北に走る大井川鐵道は全長39.5kmで、日本で初めて蒸気機関車の動態保存を始めた鉄道として名高く、現在でもほぼ毎日運転をしています。
もともとは、ダム・発電所建設がはじまりで、ダム建設専用軌道として運用されていました。1922年に開業され1949年(昭和24年)に全線電化されるまで、蒸気機関車(SL)が活躍していましたが、電化により一度は姿を消しました。その後、1976年(昭和51年)に復活し、現在に至ります。
運転日、運転本数ともに国内ではもっとも多く、現在運転しているSLには、戦時中『タイ〜ミャンマー間』を走っていた蒸気機関車、大正時代に造られたドイツ製のコッペルなどがあり、鉄道ファンのみならず、全国から多くの観光客が訪れています。
モクモクと黒い煙を吐き出しながら秘境奥大井の大自然の中、山々と茶畑の緑の中を走り目の前に迫ってくるSLがマッチし、まるで昭和初期にタイムスリップしたような感じがします。
鉄道沿線には、のんびり過ごせる観光地もいくつかあり、日頃の疲れを癒すことができます。また、時代設定が戦前・戦時中の多くのドラマ・映画のロケーションの撮影でもよく使用されています。 |