メインスペック
項目 | 内容 | |
---|---|---|
把持動作 | 最大把持力(N)(両側)(注7) | 10 |
把持動作時の最高速度(mm/s)両側(設定値)(注8) | 20 | |
把持動作時の最高速度(mm/s)両側(実速度)(注8) | 20 | |
アプローチ動作 | 最高速度(mm/s)両側(設定値)(注8) | 100 |
最高速度(mm/s)両側(実速度)(注8) | 100 | |
最低速度(mm/s)両側(設定値)(注8) | 5 | |
最低速度(mm/s)両側(実速度)(注8) | 5 | |
定格加減速度(G)両側 | 0.3 | |
最高加減速度(G)両側 | 0.3 | |
ストローク | 開閉ストローク(mm)(両側)(設定値)(注8) | 4 |
開閉ストローク(mm)(両側)(実開閉量)(注8) | 4 |
(注7) 電流制限値100%、開閉ストローク中央、把持点距離L=23、ワイヤ配索 長さ1m、曲げ角度360°、曲げR25の場合の両フィンガーの合計値です。
(注8) ワイヤコントローラーへの設定値(指令値)およびフィンガーの実速度・実開閉量(参考値)です。
項目 | 内容 |
---|---|
把持機構 | コントロールワイヤ+カム機構 |
解放機構 | 圧縮スプリング+カム機構 |
作動方式 | 単動型 |
繰返し位置決め精度(注9) | ±0.01mm |
ロストモーション(注10) | 0.35mm/0.7mm/1mm/1.3mm以下(ワイヤ曲げ角度0°/180°/360°/540°) |
バックラッシ(片側フィンガー) | 0.5mm以下 |
動作頻度 | 120c.p.m. |
ボディ | 専用アルミ押出材(A6063SS-T5)黒色アルマイト処理 |
ガイド | 焼結含油軸受 |
静的許容モーメント | Ma : 0.38 N・m |
Mb : 0.38 N・m | |
Mc : 0.74 N・m | |
垂直方向許容荷重(注11) | 132N |
動作寿命 | 1000万回往復動作(ワイヤコントローラー) |
使用周囲温度・湿度 | 0~40℃、85%RH以下(結露なきこと) |
保存温度 | 0~50℃(1ヶ月以内であれば、0~60℃でも可) |
保護等級 | IP20 |
耐振動・耐衝撃 | 4.9m/s2 |
海外対応規格 | CEマーク、RoHS指令 |
納期 | ホームページ[納期照会]に記載 |
(注9) 把持動作の繰返し位置精度です。解放動作の繰返し位置精度ではありません。
(注10) ロストモーションはワイヤ曲げ角度が180°,360°,540°の状態での参考値です。
(注11) 上記値を超える負荷で使用した場合、寿命低下、破損の原因となります。
(注) 使用環境・取付け姿勢・動作条件などによって、グリースから分離した基油が、アクチュエーター内部から外側に漏れる場合があります。基油の付着により周辺機器が悪影響を受ける場合は、保護してください。
スライドタイプモーメント方向

適応コントローラー
(注) ワイヤコントローラー(付属)にはコントローラーが内蔵されています。内蔵コントローラーの詳細は、24ページをご参照ください。
海外規格
選定上の注意
寸法図
(注) コントロールワイヤを結束バンドなどにより固定し、引張り、曲げ、ねじり(回転)などの負荷がかからないようにしてください。
(注) 本体を底面で取付ける場合、コントロールワイヤを通す逃がし穴が必要です。
(注) コントロールワイヤ接続時の注意事項は18ページをご参照ください。

質量
項目 | 内容 |
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質量 | 43g |
把持点距離の確認

フィンガー(爪)取付け面から把持ポイントまでの距離(L、H)をグラフの範囲内となるようにご使用ください。

(注) 制限範囲を超えた場合はフィンガー摺動部および内部メカに過大なモーメントが作用して、寿命に悪影響を及ぼす原因となります
把持力
把持力は、ワイヤ長と曲げ角度により変化します。以下グラフにてご確認ください。
■ワイヤ長さと曲げ角度による把持力

(注) 把持力は電流制限値70%、開閉ストローク中央、把持点距離L=23、ワイヤ曲げ半径R25の場合の両フィンガーの合計値(目安)です。
(注) 電流制限値を70~100%に変更することで把持力の調整が可能です。
電流制限値による把持力は70%から5%増加するごとに約0.7Nを加算してください。
(注) 把持(押付け)を行う場合は、速度が20mm/s固定となります。

■把持点距離と把持力の目安

(注) 最大把持力を100%とした時の張出し位置による把持力を示しています。
使用するフィンガーアタッチメントの剛性により結果が異なる可能性があります
機器構成

アクチュエーターにはコントロールワイヤとワイヤコントローラーが付属されます。
モーター、エンコーダー、コントローラーが内蔵されたワイヤコントローラーがコントロールワイヤ(インナーワイヤ)を動かすことでアクチュエーターが動作します。
ワイヤコントローラーにて、位置、速度、加減速度、把持力の調整を行います。詳細は15ページをご参照ください。
① | アクチュエーター |
② | コントロールワイヤ |
③ | ワイヤコントローラー (アクチュエーターケーブル付き) |