アイエイアイの仕事 アイエイアイの各分野で活躍する社員をご紹介。

西 匡宏(にし・まさひろ)開発部 ハードウェア課

開発を進めるチームワーク
綿密な連携が生む新製品

 私は小型産業用ロボットのハードウェアの開発をしています。担当はコントローラです。回路図を書き、基板や筐体(きょうたい:基板を収めるためのケース)をつくります。これでコントローラの見た目が出来上がりますが、これは言わば抜け殻の状態。ソフトウェア課が開発するソフトウェアを入れる必要があります。実際に使用する際は、命令用アプリケーションを使ってパソコンからコントローラ、コントローラからモータへ指令が行くことで回り、アクチュエータ(ロボット)が動きます。

 ソフトウェアでできないことはハードウェアでしなくてはいけません。ハードウェアだとどうしてもお金がかかるため、ソフトウェアにお願いすることもあります。つまり、ハードとソフトは綿密に連携し、開発を進めていくのです。お互いが寄り添うことで、自ずと開発の方向が見えてきます。ハードウェアだけでできる、もしくはソフトウェアだけでできる製品はほとんどありませんから、いつも協力して仕事をしています。

間違いがあってはならない
お客様の手に届く緊張感

 1つの製品を開発するのに、短ければ半年、平均で1年がかかります。学生の方は1年を短く感じるでしょうか、それとも長く感じるでしょうか。仕様を詰めるだけでも3ヶ月から4ヶ月。回路図を書いて試作をつくるのに2ヶ月。そうすると残り半年しかない。もう1度試作をつくって、その後、評価をしなくてはいけません。そう考えると、1年はけっこうタイトなスケジュールです。購入してくださるお客様のもとで不具合が出ないよう、評価をしっかりしたいのです。何ヶ月かかけてしっかり評価をするには、評価に余裕を持てるようにスケジュールを立てて実行する必要があります。

 例えばアイエイアイの単軸コントローラを200台も使っているお客様のところで1台に問題があると、たまたま起きた問題であっても、他の199台にも問題があるのではないかと全て修理や交換、ソフトウェアのアップデートをすることになってしまう。お客様はもちろん、自社の営業部門やサービスセンターなどに多大な迷惑がかかります。常に緊張感を持ちながら、間違いがないように仕事をしていきます。

時々おとずれる苦境…
乗り越えるのも仕事の醍醐味

 上司から開発の指令が来て仕様をつくるのですが、なかなか許可が下りなかった経験があります。年始からスタートして約4ヶ月かかってしまって…。年末の展示会に間に合わせるには、11月に試作品が必要でした。時間がないなか開発を進めることになり、無我夢中で取り組みました。私ともう1人の先輩でハードウェアを担当。その先輩が製品全体の仕様を考えて、私が一つ一つの基板にその仕様を落としこんで具現化する。形にするには回路図を書いて基板をつくり部品を実装して評価する。ソフトウェア課でも同時に開発を進めるのでスケジュールを調整しながら一緒に進める必要があるし、検査のことも考えなくてはいけない。やることは山積み。家に帰っても皆寝ている時間ということも多く、まわりに心配もかけました。

 でも、だからこそ試作品が完成した時の達成感は大きかったです。エンジニアを仕事に選んでみると、極端に言うと「納期を守ればペースは自由」ということが分かります。四六時中アタマが冴えているわけではないからですが、その代わりに何が何でも納期は守らなければならない。だから、納期までの時間が短いと、がむしゃらにやらなくてはいけない時もあります。ライバルメーカーがこういう製品をつくったから、うちも負けていられない!やったる! というモチベーションで頑張っています。

仕事を認めてもらう手ごたえ
客観的な評価だから嬉しい

 私は大学で電気を勉強していたわけではありません。下積み期間みたいなもので、先輩の下についてお手伝いをしながら、製品について学んでいきました。入社4年目からあるコントローラを担当させてもらいました。

 コントローラ作りに入って2年目にMSEPというコントローラ開発に携わります。回路図を作成し、さらに基板のサイズや部品配置の指示書を作り、パターンを引いてもらうため外注に出します。外注先の基板づくりの方と半年から1年、途切れることなくひたすら基板をつくり続けていた時期がありました。仕事が一段落し、その方と初めて会って話をしている時に「5年目?入社数年の人がこんなに仕事ができるとは思わなかった。10年以上経験している技術者かと思った。」と、数十年基板設計の仕事をしているその人に言われて…嬉しかったですね。外からそう見てもらえるということは、それなりに頑張っていたんだなと。仕事で認められる喜びを感じました。

直観は当たっていた
入社してよかったと思える理由

 入社理由は、会社として何だかいいなと思ったからです。就職活動の時期に合同会社説明会に行き、アイエイアイがいいと勘で思いました。新しい勢いを感じたんですね。やりたいことが明確にあって、そのためにメーカーを選んだわけではありません。ましてハードウェア課へ配属になるとは思っていませんでした。電子工学を専攻した人は、ハードウェアをやりたいという気持ちが強いのではないでしょうか。自分はそういう気持ちではなかった。アイエイアイという会社全体に直観で魅力を感じたんです。そもそも電気を学んでいない自分にとって、こういう仕事がやりたいと思えるはずがないわけですから・・。結果として、今では入社してよかったと思っています。はじめは大変だったし、不安ばかりだったし、叱られてばかりでしたけど、いろいろ任されるようになった今、不満と満足を天秤にかけた時に満足と思えることの方が圧倒的に多いからです。

 素直な人でやる気があれば、どんな仕事でもできるのではないかと思います。入社してわかったのは、学歴なんか関係ないということ。若い人は自分で責任をとることを嫌う人もいますね。勉強ができるとか、仕事ができるとか、そういうことより、素直に真面目に仕事をやってくれる人が入社してくれればいいと思う。わからないことは入社してから一生懸命努力して、頑張って憶えればいいんです。この会社にはそのための努力をさせてくれる時間と体制があります。だからこそ、チャレンジ精神を持って仕事にのぞんでほしいと思います。

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