アイエイアイの仕事 アイエイアイの各分野で活躍する社員をご紹介。

本塚祐基(もとづか・ゆうき)製造部 自動機開発課

会社の成長とともに発足
自社製品を自動製造する

 製造部自動機開発課は、社内で人が手作業をしていた工程を自動化できるように装置設備をつくる部署です。2014年に富士宮工場が新しく稼動。今ある工場よりさらに少ない人数で、できるだけ自動設備で製品をつくろうとしています。自動機開発課はこのプロジェクトに特化した部署です。1つの設備をつくるために、メカ担当、電気担当、ソフト担当と分かれ、基本的に3人でチームを組み、開発を進めています。

 私が入社した当初、自動機開発課はありませんでした。当時は、生産技術課の一部の人が主体となって自動機開発を行っていました。その後、2007年に自動機開発課ができます。私は機械設計課にいたのですが、入社半年くらいで、生産技術課の中の自動機開発をしていた部署へ応援という形で参加しました。

 自動化の目的は、製品の品質向上と人件費の削減です。手作業だと製品にバラつきができます。機械で自動化しバラつきを抑え製品の品質を更に高めていきたいと思っています。

次々出る新製品を見据える
条件を踏まえた自動化計画

 私はメカ担当です。自動機の見えるところはほとんど自分でつくります。電気担当は、機械の頭脳になるパソコンやコントローラや電気配線を担当します。ソフト担当は自動機の中のプログラムを手がけます。

 自動機開発で難しいのは、どんどん新しい製品ができることです。それに合わせて製造のための自動機を開発しなくてはいけません。また、つくったところで採算がとれるかという問題もあります。例えば、明日から新製品を販売するからと言って、その新製品が売れるかどうか分かりません。売れないと自動機をつくっても採算がとれません。営業部の売上げ見込みから、これくらいの自動機はつくれると判断します。自動機をつくるのか、それとも人の手作業が少し加わる半自動機をつくるのかという選択もあります。初めからよく売れるとわかっていれば自動機をつくればいいですが、そうでなければ半自動機をつくって、製品が売れてからそれを自動機に改良をしていくという方法もあります。状況に合わせて色々な手段で開発を選択しています。

製造現場への配慮が肝心
安全で使いやすい自動機

 開発環境と製造現場の環境が異なる事があります。製造現場では振動があったり光の影響があったり、流れてくる部品にバラつきがあったりします。自動機が現場の諸条件でうまく動かないことがあります。最初の頃はなかなか慣れませんでしたが、だんだん現場環境によって発生する現象や気をつけるところがわかってきました。それらを設計時に考慮することによって、チョコ停(機械が予期なく止まること)が少ない自動機をつくることができるようになります。

 作業者の使いやすさ・安全面の工夫も必要となります。たとえば、部品を手作業でセットしなくてはいけない自動機があります。こういう場合に、部品のセットをしやすい設計を心がけます。また、作業者がセットしている途中に動き出すと危ないので、作業者を検知するセンサを取り付けたりします。

 製造部に「この工程を自動化できると思わなかった」と言われた時は嬉しかったです。人の感覚に頼っていた工程を自動化するには、かなりの精度が求められます。実際に手作業をしていた方はその難しさがわかるのだと思います。機械設計課とのやり取りも多いです。機械設計課から発売前に新製品を試して欲しいと言われ、自動機に取り入れ動きを試すこともあります。

自由にできる設計が魅力
大目標までの長い道のり

 自動機開発課では設計の自由度が高いです。毎回、新しい挑戦ができます。色々な知識が必要になりますので、勉強できるのも魅力。また、自動機は製品よりも大きい。幅が2メートル、奥行きが1.5メートル、高さが2メートルくらいの自動機が多いです。幅10メートルというものもあります。そのくらいの機械を自分でつくり上げるおもしろさは何ものにも代え難いものがあります。自動機開発課の設計は元の形がないところから立ち上げるので、比較的自分の思う通りにやれると思います。

 自動機開発課の大きい目標は、工場の完全自動化。まだ自動化できていないところも多いです。富士宮の新工場では、今まで開発した自動機をラインにします。現状で手作業が介在するところを、今後、自動化していければと考えています。

自動機開発課は穴場部署
ロボット熱を存分に活かす

 私がアイエイアイを志望した理由は、ロボットを手がけている会社に入りたかったからです。高専時代の卒業研究はサッカーロボット。大学院では歩行訓練機の研究を行っていました。そんなわけでロボットについての知識や技術を活かす職を探していました。また、静岡が好きだったという理由もあります。出身は奈良なのですが、母親の出身が静岡です。子どもの頃から里帰りに年に1回くらい静岡に来ていて、土地柄や気候が気に入っていました。

 製品づくりが花形部署だと思いますので、機械工学科の学生ならば機械設計課と自動機開発課のどちらかと言えば、機械設計課を選ぶと思います。でも、実際にやってみると、私は自動機開発の方がおもしろいのではないかと思っています。機械設計を通して色々なことに挑戦したい人は自動機開発課もぜひ視野に入れてほしいです。意外と見逃されていますが、やりがいを感じる仕事になると思います。

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