当社製品の安全に関する注意事項
ロボットの使用にあたり、各作業内容における共通注意事項を示します。
No. | 作業内容 | 注意事項 |
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1 | 機種選定 | - 本製品は、高度な安全性を必要とする用途には企画、設計されていませんので、人命を保証できません。
したがって、次のような用途には使用しないでください。
- 人命および身体の維持、管理などに関わる医療機器
- 人の移動や搬送を目的とする機構、機械装置
(車両・鉄道施設・航空施設など) - 機械装置の重要保安部品(安全装置など)
- 製品は仕様範囲外で使用しないでください。
著しい寿命低下を招き、製品故障や設備停止の原因となります。 - 次のような環境では使用しないでください。
- 可燃性ガス、発火物、引火物、爆発物などが存在する場所
- 放射線に被曝する恐れがある場所
- 周囲温度や相対湿度が仕様の範囲を超える場所
- 直射日光や大きな熱源からの輻射熱が加わる場所
- 温度変化が急激で結露するような場所
- 腐食性ガス(硫酸、塩酸など)がある場所
- 塵埃、塩分、鉄粉が多い場所
- 本体に直接振動や衝撃が伝わる場所
- 垂直に使用するアクチュエーターは、ブレーキ付きの機種を選定してください。ブレーキがない機種を選定すると、電源をOFF したとき可動部が落下し、けがやワークの破損などの事故を起こすことがあります。
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2 | 運搬 | - 重量物を運ぶ場合には2人以上で運ぶ、またはクレーンなどを使用してください。
- 2人以上で作業を行う場合は、「主」と「従」の関係を明確にし、声を掛け合い、安全を確認しながら作業を行ってください。
- 運搬時は、持つ位置、重量、重量バランスを考慮し、ぶつけたり落下したりしないように充分な配慮をしてください。
- 運搬は適切な運搬手段を用いて行ってください。
クレーンの使用可能なアクチュエーターには、アイボルトが取付けられているか、または取付け用ねじ穴が用意されていますので、個々の取扱説明書に従って行ってください。 - 梱包の上には乗らないでください。
- 梱包が変形するような重い物は載せないでください。
- 能力が1t以上のクレーンを使用する場合は、クレーン操作、玉掛けの有資格者が作業を行ってください。
- クレーンなどを使用する場合は、クレーンなどの定格荷重を超える荷物は絶対に吊らないでください。
- 荷物にふさわしい吊具を使用してください。吊具の切断荷重などに安全を見込んでください。また、吊具に損傷がないか確認してください。
- 吊った荷物に人は乗らないでください。
- 荷物を吊ったまま放置しないでください。
- 吊った荷物の下に入らないでください。
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3 | 保管・保存 | - 保管・保存環境は設置環境に準じますが、とくに結露の発生がないように配慮してください。
- 地震などの天災により、製品の転倒、落下がおきないように考慮して保管してください。
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4 | 据付け・立上げ | (1)ロボット本体・コントローラーなどの設置 - 製品(ワークを含む)は、必ず確実な保持、固定を行ってください。製品の転倒、落下、異常動作などによって破損およびけがをする恐れがあります。
また、地震などの天災による転倒や落下にも備えてください。 - 製品の上に乗ったり、物を置いたりしないでください。
転倒事故、物の落下によるけがや製品破損、製品の機能喪失・性能低下・寿命低下などの原因となります。 - 次のような場所で使用する場合は、十分に遮蔽してください。
- 電気的なノイズが発生する場所
- 強い電界や磁界が生じる場所
- 電源線や動力線が近傍を通る場所
- 水、油、薬品の飛沫がかかる場所
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(2)ケーブル配線 - アクチュエーター~コントローラー間のケーブルやティーチングツールなどのケーブルは当社の純正部品を使用してください。
- ケーブルに傷をつけたり、無理に曲げたり、引張ったり、巻きつけたり、挟み込んだり、重い物を載せたりしないでください。
漏電や導通不良による火災、感電、異常動作の原因になります。 - 製品の配線は、電源をOFFして誤配線がないように行ってください。
- 直流電源(+24V)を配線する時は、+/-の極性に注意してください。
接続を誤ると火災、製品故障、異常動作の恐れがあります。 - ケーブルコネクターの接続は、抜け・ゆるみのないように確実に行ってください。火災、感電、製品の異常動作の原因になります。
- 製品のケーブルの長さを延長または短縮するために、ケーブルの切断再接続は行わないでください。火災、製品の異常動作の原因になります。
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(3)接地 - 接地は、感電防止、静電気帯電の防止、耐ノイズ性能の向上および不要な電磁放射の抑制には必ず行わなければなりません。
- コントローラーのAC電源ケーブルのアース端子(PE)および制御盤のアースプレートは、必ず接地工事をしてください。保安接地は、負荷に応じた線径が必要です。規格(電気設備技術基準)に基づいた配線を行ってください。
詳細は、[各コントローラーまたはコントローラー内蔵アクチュエーターの取扱説明書]の記載に従ってください。 - DC24Vを供給するコントローラーまたは、コントローラー内蔵型アクチュエーターのFG端子には、機能接地を施工してください。電気装置への電磁妨害(ノイズ)や絶縁不良が、機械の作動に与える影響を最小にするため、電気的に安定した端子または導体に施工をしてください。目安のインピーダンスは、D種(旧第3種、接地抵抗100Ω以下)です。
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4 | 据付け・立上げ | (4)安全対策 - 2人以上で作業を行う場合は、「主」と「従」の関係を明確にし、声を掛け合い、安全を確認しながら作業を行ってください。
- 製品の動作中または動作できる状態のときは、ロボットの可動範囲に立入ることができないような安全対策(安全防護柵など)を施してください。
動作中のロボットに接触すると死亡または重傷を負うことがあります。 - 運転中の非常事態に対し、直ちに停止することができるように非常停止回路を必ず設けてください。
- 電源投入だけで起動しないよう安全対策を施してください。製品が急に起動し、けがや製品破損の原因になる恐れがあります。
- 非常停止解除や停電後の復旧だけで起動しないよう、安全対策を施してください。人身事故、装置破損などの原因となります。
- 据付け・調整などの作業を行う場合は、「作業中、電源投入禁止」などの表示をしてください。不意の電源投入により感電やけがの恐れがあります。
- 停電時や非常停止時にワークなどが落下したりしないような対策を施してください。
- 必要に応じて保護手袋、保護めがね、安全靴を着用して安全を確保してください。
- 製品の開口部に指や物を入れないでください。けが、感電、製品破損、火災などの原因になります。
- 垂直に設置しているアクチュエーターのブレーキを解除するときは、自重で落下して手を挟んだり、ワークなどを損傷したりしないようにしてください。
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5 | 教示 | - 2人以上で作業を行う場合は、「主」と「従」の関係を明確にし、声を掛け合い、安全を確認しながら作業を行ってください。
- 教示作業はできるかぎり安全防護柵外から行ってください。やむをえず安全防護柵内で作業するときは、「作業規定」を作成して作業者への徹底を図ってください。
- 安全防護柵内で作業するときは、作業者は手元非常停止スイッチを携帯し、異常発生時にはいつでも動作停止できるようにしてください。
- 安全防護柵内で作業するときは、作業者以外に監視人をおいて、異常発生時にはいつでも動作停止できるようにしてください。また第三者が不用意にスイッチ類を操作することのないよう監視してください。
- 見やすい位置に「作業中」である旨の表示をしてください。
- 垂直に設置しているアクチュエーターのブレーキを解除するときは、自重で落下して手を挟んだり、ワークなどを損傷したりしないようにしてください。
※安全防護柵・・・安全防護柵がない場合は、可動範囲を示します。 |
6 | 確認運転 | - 2人以上で作業を行う場合は、「主」と「従」の関係を明確にし、声を掛け合い、安全を確認しながら作業を行ってください。
- 教示およびプログラミング後は、1ステップずつ確認運転をしてから自動運転に移ってください。
- 安全防護柵内で確認運転をするときは、教示作業と同様にあらかじめ決められた作業手順で作業を行ってください。
- プログラム動作確認は、必ずセーフティー速度で行ってください。プログラムミスなどによる予期せぬ動作で事故をまねく恐れがあります。
- 通電中に端子台や各種設定スイッチに触れないでください。感電や異常動作の恐れがあります。
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7 | 自動運転 | - 自動運転を開始する前、あるいは停止後の再起動の際には、安全防護柵内に人がいないことを確認してください。
- 自動運転を開始する前には、関連周辺機器がすべて自動運転に入ることのできる状態にあり、異常表示がないことを確認してください。
- 自動運転の開始操作は、必ず安全防護柵外から行うようにしてください。
- 製品に異常な発熱、発煙、異臭、異音が生じた場合は、直ちに停止して電源スイッチをOFFしてください。火災や製品破損の恐れがあります。
- 停電したときは電源スイッチをOFFしてください。停電復旧時に製品が突然動作し、けがや製品破損の原因になることがあります。
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8 | 保守・点検 | - 2人以上で作業を行う場合は、「主」と「従」の関係を明確にし、声を掛け合い、安全を確認しながら作業を行ってください。
- 作業はできるかぎり安全防護柵外から行ってください。やむをえず安全防護柵内で作業するときは、「作業規定」を作成して作業者への徹底を図ってください。
- 安全防護柵内で作業を行う場合は、原則として電源スイッチをOFFしてください。
- 安全防護柵内で作業するときは、作業者は手元非常停止スイッチを携帯し、異常発生時にはいつでも動作停止できるようにしてください。
- 安全防護柵内で作業するときは、作業者以外に監視人をおいて、異常発生時にはいつでも動作停止できるようにしてください。また第三者が不用意にスイッチ類を操作することのないよう監視してください。
- 見やすい位置に「作業中」である旨の表示をしてください。
- ガイド用およびボールねじ用グリースは、各機種の取扱説明書により適切なグリースを使用してください。
- 絶縁耐圧試験は行わないでください。製品の破損の原因になることがあります。
- 垂直に設置しているアクチュエーターのブレーキを解除するときは、自重で落下して手を挟んだり、ワークなどを損傷したりしないようにしてください。
- サーボOFFすると、スライダーやロッドが停止位置からずれることがあります。不要動作による、けがや損傷をしないようにしてください。
- 取外したカバーやねじなどは紛失しないよう注意し、保守・点検完了後は必ず元の状態に戻して使用してください。
不完全な取付けは製品破損やけがの原因となります。
※安全防護柵・・・安全防護柵がない場合は、可動範囲を示します。 |
9 | 改造・分解 | - お客様の独自の判断に基づく改造、分解組立て、指定外の保守部品の使用は行わないでください。
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10 | 廃棄 | - 製品が使用不能、または不要になって廃棄する場合は、産業廃棄物として適切な廃棄処理をしてください。
- 廃棄のためアクチュエーターを取外す場合は、落下などに考慮し、ねじの取外しを行ってください。
- 製品の廃棄時は、火中に投じないでください。製品が破裂したり、有毒ガスが発生したりする恐れがあります。
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11 | その他 | - ペースメーカーなどの医療機器を装着された方は、影響を受ける場合がありますので、本製品および配線には近づかないようにしてください。
- 海外規格への対応は、海外規格対応マニュアルを確認してください。
- アクチュエーターおよびコントローラーの取扱いは、それぞれの専用取扱説明書に従い、安全に取扱ってください。
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